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「私は、雄チャンにもう一度ギターをして欲しいの!だからお願い、もう一度…もう一度……」
「じゃあさ、別れよ?」
「雄チャンが苦しかった時や悲しかった時も、私は苦しかったし悲しかった」
「私さ……、雄チャンが私の事好きじゃないって知ってたよ?でも、それでもよかった。私が好きな気持ちは変わらんから……」
「雄チャン…、本当にギター辞めるんなら、もう一回本気で戦ってよ!」
「どうして、こっちに来るの!?どうして逃げるの!?あなたが来るべき道はこっちじゃないでしょ?あっちでしょ!?」
「行って!早く追い掛けて!今なら間に合うから!早くッ!早く!」
「雄チャン…ホント無理しないでね」
「うん…そうなんやけど、何か最近の雄チャンの目が怖くて…」
「私なら大丈夫やからさ。それより雄チャンが無理して体壊すんじゃないかって心配で……」
「うん、頑張って!期待せんで待ってるわ」
…………雄チャン?
雄チャン…………
「雄チャン!」
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