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魅「えっ…」
咲「えぇーっ!!!!?」
響「黙れ。」
2人の驚きの訳は…─
男1「これからテメェらには、俺らの
言う事を聞いてもらうぜ」
と言われたからである。
─なんでヤンキー達の言う事を
聞かなきゃいけないんだ?
─なんでだ…とにかくなんでだ?
わざわざ
体育館裏に連れていかれて
何を言われるのかと思ったら
俺らの言う事を聞けだの…
咲「なんでよ?」
咲姫は問いかけた。
するとヤンキーの1人は…
男2「いや~コンビニで
ドアをぶつけられたから?」
…と言った。
咲「なっ‥そんな事で…─」
さすがに咲姫の怒りは
頂点に達した。
咲「くだらない!!!」
魅「咲姫ッ…落ち着いて」
咲「魅羽は下がってて!!
これだから男は嫌なのよ!!」
見事に魅羽の言葉を
さえぎった咲姫。
そして
ヤンキーの1人と話を続ける。
男1「‥んだとテメェ!!」
響「テメェら……うぜぇ。」
突然の響毅のセリフ…
どうも短気らしい。
男1「テメェ<ら>?!俺もかよ」
響「ダリィな..お前」
誰にでもダルいと言い放つ響毅。
たとえ相手が自分の連れでも
態度は一切変わらない。
響「黙って言う事
聞きゃーいいんだよ」
魅「なっ…でも!..」
響「黙れ!!お前が一番ダルい。」
魅「っ‥!!」グサッ
響毅の「ダルい」は
魅羽の胸に突き刺さった。
それに加えて<一番>が
ついてきて、更に大大ダメージ。
魅「何だよ!!
とことん逆らってやる!!!」
魅羽もとうとうキレた。
魅「行こう!咲姫!!」
咲「おう!!」
いつもに増して強気な2人は
教室に向かって走った。
男1,2「あの野郎共…」
響「─…チッ」
響毅は小さく舌打ちすると
どこへともなく歩きだした。
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