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白黒の世界のコト。
彩度0の世界。
隣り合わせの0と100。
その狭間に見えるのは。
灰色の世界…?
一人の少女が佇んでいた。
「今日和。」
「こんにちは。
知らないお姉ちゃん…
こんな所で何してるの?」
「ただ、揺られて、漂って、
此処に来たの。」
少女は笑んで。
「此処は優しくて良い所だよっ」
私もぎこちない笑みで。
「そうだね」
ごめん。
「綺麗でしょ?」
綺麗だよ。
「私は此処が大好きなのっ」
貴女の笑顔が私には痛い。
「灰色」
「…止めて」
「グレー」
「止めて止めて止めて止めて止めて止めて止めて止めて」
「狭間の世界」
「止めて止めて止めて止めて止めて止めて止めて止めて止めて止めて止めて止めて止めて止めて止めて止めて止めて止めて止めて止めて止めて止めて止めて止めて止めて止めて止めて止めて止めて止めて止めて止めて止めて止めて止めて止めて止めて止めて止めて止めて止めて止めて止めて止めてヤ……メ……テ……」
「此処は…
貴女の居る場所じゃない」
「ヤ…ダヨ…マダ…キエタクナ
消失。
貴女は閉じ込もらないで。
私は自分に出来なかった事を。
押し付けたんだ…。
「御免なさい…」
何故か止まない黒い雨。
私の心を白く染めて。
色付きの私は…。
濁るだけ。
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