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図形の世界のコト。
気付くと、
鋭角にぶら下がっていた。
地面に降りると、丸に落ちた。
「物騒な世界ね」
平行線が追い掛けてくる。
と、思ったら通り過ぎていった。
そうか、交わろうとしてるのか。
「1゚角度を傾けてみて。」
平行線は交わる。
いや、もう直線か。
「有難う。見知らぬお嬢さん」
「どう致しまして。直線さん」
また進むと、
曲線に突き当たった。
周りを廻る。
何時まで経っても
曲線は終わらない。
「なぁんだ。円だったのね」
四角を見付けた。
その四角の先に見えたのは、
また次の世界だった。
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