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彼等は同じスタートを切ってもゴールが同じじゃないことに気付いたんだ。
若い時は日々豊かになっていく暮らしに満足していたが、人間という奴はある環境に慣れるとそれを当たり前に思いそれ以上を望むようになる。だから幸せの価値基準をどんどんと押し上げていったのさ。
具体的にいうと、最初は冷蔵庫や洗濯機、テレビを手に入れたら満足していた団塊の世代達は次にマイカーやビデオデッキ、レコードプレーヤーを欲しがるようになり、それらを購入できる暮らしを豊かな生活と思うようになったんだ。
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