携帯

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美佐はドアの前で聞き耳を立てていた。 「勘違い?…私、が? 宮の事を?どういう意味…?」 しばらく美佐はその場から動かなかった… 一方。宮はあまりに美佐が戻って来るのが遅く、(悪ふざけが過ぎた、かな…?)と反省をしていた。 ピ、ピ、、 「!!…なに?」 急に自室から携帯のボタンを押す音が聞こえてきて、美佐は自分が持ってるもの以外に携帯を持っていた事に、驚く反面。引き返さなければ良かった…そんな気持ちで居た。 だが、今、宮が持っている携帯でこちらの携帯に電話されたら、ココで盗み聞きしていた事が問いただされた後、バレると思い。 美佐はとりあえずサイレントにして、どうしようか考えている。 トゥルルル、トゥルルルトゥルルル、、 「牧か?…美佐が戻らない…僕はどうして傷つけるコトばかり学んでしまうんだろう……」 美佐は驚きを隠せなかった。 いつも嫌がらせのような行為をし、嫌がるトコを見て楽しんでいる様に見えていた宮が、自分のコトを考え。 況してや、他人に相談するなど驚くばかりだ。 「宮が、ワカラナイよ…」
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