1719人が本棚に入れています
本棚に追加
/254ページ
ドアの向こうから
「失礼致します」
と言う声が聞こえ、扉が開いた
タキシード?の様な服を着た
初老の男性がティーセットを持って入ってきた
『あ、えっと…桜井瑞希です。初めまして』
「ほっほっほっ、私は旦那様ではありませぬ。そんなに緊張しないで下さい。まぁ取り敢えずソファにおかけになってはいかがでしょうか?」
そう促され、僕はソファにすわりながら
『では…貴方は?』
「申し遅れました。こちらのお屋敷で執事長をしております神谷真(かみや・まこと)と申します。どうぞこちらこそよろしくお願い致します」
最初のコメントを投稿しよう!