プロローグ

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「丁度そちらの方に用事がありまして、桜井さんがよろしければ、車でお迎えに行こうかと思いましてお電話を差し上げた次第でございます」 面接に向かう人を迎えに来るなど、経験したコトが無かったので僕は言葉に詰まってしまった 『…っ!!』 相手はそれに気付いたのか 「たまたまですから、お気になさらずに」 『はぁ』 と情けない声を出してしまう 僕、絶対感じ悪いな… と考えて少し自己嫌悪に陥っていた 「先程お聞きした住所でしたら、5分以内で到着しますので。桜井さんの特徴を教えて戴けますか?」
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