第一章

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ナンパでゲットした、私より4つも下の子を好きになったって。 わざわざ、私の誕生日に別れたいって言った。 私は、泣きながら2時間以上も話し合った。 体調が悪くなり、ぐったりした私を見て 「大丈夫?今日は、これ以上話し合っても切りないし、具合悪いみたいだから…来週の土曜日来るよ。また話し合おう。」 そう言った。 逃げられるって思った。 だけど、最後まで信じてなきゃホントに逃げられるって思ったの。 だから、わかったって言ったのに…。 来なかった。 荷物も整理しに来なかったし、取りにも来なかった。 裏切り者。 毎日、頭からその言葉が離れなかった。 最後の最後まで裏切って、自分だけ幸せになる。 私は、絶望感から毎日『死にたい』って思うようになった。
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