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歩き出してしばらくたつが 目的が未だ見えない
「なぁユリア リイラのコト鬱陶しいって思っただろ？」
「はい」
ここは嘘をつかずに答えた
リアンは だよなぁ と言ってからまた無口になった
いきなりリアンが立ち止まり 私はリアンの背中に直撃
鼻を痛めてしまった
「ほらほら 見ろよ」
痛めた鼻を押さえながら リアンの指差した方を見た
そこには 巨大な城のようなものが建っていた
「ここが天界の中心 天使の住みか」
ここに天使皆が住んでると思うとすごい
再びリアンは私の腕を引っ張り 歩き始めた
その城に向かって
疑問に思ったんだ
リイラさんの翼は両方あるのに
リアンは片方にしか無いのだろう
その時の私は
わかるはずがなかった
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