†一心同体†

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それからマネージャーに連れられて楽屋についた。 「つよぉ…」 どないした? 急にえらい落ち出した。 「ん?」 話し掛けられ自然に向かい合う僕ら。 僕の手をぎゅってしてポツンと僕の肩に頭を預けた光一。 僕もナーバスになってるけど、僕はまだ大丈夫。やけど光一…無意識に震えてる。 緊張しすぎや。 怖いんやなくて不安やから、強く見えて脆い光一にはすごい圧力かかってるんやろう。 テレビに映る僕らは逆な感じに受け取られてるみたいやけど、光一無理しとるの僕にはわかる。 ポーカーフェースをうまくこなしてるだけ。 「…がんばろな…」 そして精一杯の前向きな言葉。深くは聞かず、僕は頷いて光一の手を引いて楽屋に入ろうとした時やった。 「ぁ、お疲れっ!」 「お疲れ様です」 とそばにいたマネージャーが声のした方に頭を下げた。 僕も光一も誰かわからないまま頭下げた。 人見知りの激しい光一。 僕の手を握ってる手にさらに力がこもった。
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