†美しき二対の天使†

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そんでその夜、夜中に僕は金縛りにおうて、解放されたとき、怖くて光一の隣に潜り込んだ。 そんとき、ほんま金縛りにあったことよりもびっくりして腰抜かしてもうたんよな(笑) やって光一全裸やったんやもん(笑) でも僕はそのあとについ見とれてしまったんや。幼くてもわかった。めちゃめちゃ光一綺麗やって。 まだ小学生やで?僕(笑) やけど、光一の美しさに見とれて僕の心にナニカが生まれたんや。最初はわからなかった。 だけどそれはすぐにわかることになる。 そう、光一が珍しく泣いた日。 三日目の夜、僕より早く部屋に帰ってきてた光一は先に眠ってた。 僕は極力起こさないようにと光一の眠るベッドの横に置いてある僕の荷物を取りに移動した。 ふと寝顔を見たら涙流した後があって僕はつい眠る光一の綺麗な頬を撫でた。 そしたら少し身動ぎ光一はゆっくり目覚めた。 「ごめん、起こしてもうたな」 今度は髪を撫でてやる。 「いい…」 まだ寝起きなために目は涙目で口調も甘ったるい。 「なんかあったんか?」 「んーん、なんもなぃ」 「俺の目見てゆえるか?」 少し大人ぶって聞いてみる。だって一緒に過ごしとる相手が苦しんでたらなんもせんわけにはいかんやろ?
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