†美しき二対の天使†

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剛サイド 朝起きたらまだ光一寝てた。 小学生と中学生。 一個違いやけど僕が遅生まれなだけであと九日はよぉ生まれていたなら光一と同い年やから大して変りない。 だから同じくらい幼いはずなんやけど光一は綺麗で眼鏡外したらさらに綺麗で寝顔可愛くて女の子みたいやったんや。 眼鏡いいけど黒ぶちやからあかん(笑) でもそない思ってたらいつの間にか光一にキスしてた。 さすがにまずい思ったで? 出会って二日目の朝にこんなんされたらたまらんやろ。 ましてや男やし多分恋愛に無頓着やし。 好きって感情すらたとえ伝えても友達としての好きに変換されそうやし。 数々のことを朝一から頭フル回転で考えつつ冷静な僕を生意気に演じて「おはよう」を言う。
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