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やのにその努力の甲斐もなく、寝ぼけてるだろう光一は僕に抱き着いてきた。
「甘えたさんやなぁ」
と自然と顔が綻ぶ。
こんな幸せな朝久し振りかもしれん。
「ん~…剛とやったら俺のままおれる」
今となっては全然ゆーてくれんくなった言葉をこの時はひょひょいと言ってくれてた。
何をどう間違ってあんなに天の邪鬼になったのかを知るのは神のみぞ知るもんだと思っておこう。
だって光一本人に聞いたら誰のせいやねんって僕が睨まれますから(笑)
その日はなぜかいきなり忙しくて、二人話す間もなく一日が終わった。
その夜、それは起きた。
「なんやねんこれぇっ⁉誰やこんなんつけとんのは⁉」
という静かな一室に響いた光一の悲鳴。時刻は深夜12時をゆうにこえてます。
僕はというと洗面所で歯磨いてた。
けどその悲鳴にびっくりした僕は歯ブラシその場に放って光一の元へ走ったらテレビ見て腰抜かしてた。
まるでホラー映画見とるみたいとなんとなく思いつつ僕もテレビを見たら僕も動けなくなった。
新手の金縛りかっちゅーねん💦
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