蒼海

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俺はモニター見た。 水深520…もうすぐか… その時また通信が入った。 今度は海上の指令船からだ。 「二人共聞こえているか?」 指令船の船長の声だ。 「もうすぐ作業領域に入る、が…何をするかわかっているな?」 すると通信機からユウの声が聞こえた。 「兄さん、あんまりバカにしないでよ、 あそこに沈んでる船から プロトダイバーを引き上げ、回収でしょ?」 「そうだ。速やかにやってくれ、最近は軍が活動的だ…厄介なことには巻き込まれたくない。」 「それとマサキ、」 俺はいきなり問い掛けられ不意をつかれたように答えた 「はい!何でしょうか!?」 「ユウのサポートをよろしくな。あと君は初めてだし無理を感じたらすぐ引き上げていいからな」 「了解です!」 … この時完全に俺は恐怖を忘れていた…
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