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『ありがとう…ソルト…助けに来てくれて…でももう無理みたい…』
口から大量の血を吐いている少女が微笑みながら、ソルトと言う少年を見た。
『嘘だろ…可奈…約束したじゃないか…この任務が終わったら一緒に住もうって』
自分に倒れ込む少女を強く抱き締めソルトは言った。
『ごめんね…約束…守れそうに…ないや…でもあなたと居た、日々、…は楽し、かった、よ…愛してる…ソルト』
そう言って少女は瞳を閉じた、閉ざされた瞳は二度と開く事は無かった…。
『可奈…頼むから目を開けてくれ…可奈!!』
ソルトの叫びは虚しく儚かった。
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