第一章

4/7
143人が本棚に入れています
本棚に追加
/54ページ
望乃との出逢いは数年前。 数年前っていうと……、俺がまだ17歳で望乃が27歳。 バイト先で知り合ったんだ。 バイト先では、最初っから相性良くて。 面倒見のいい望乃は俺に、色んなことを教えてくれたんだ。 姉貴の様な……、 母親の様な……、 友達の様な……。 俺にとって望乃はそんな存在だった。 楽しかったなぁ。 プライベートなんか干渉しないから、 居心地も良かった。 望乃には彼氏がいて、 俺にも女がいた。 でも、あの頃……、 お互い色んな相談してたのに、 恋愛に関する相談はしなかったなぁ。
/54ページ

最初のコメントを投稿しよう!