143人が本棚に入れています
本棚に追加
今思えば、
美樹は可哀想な女だった……。
まっ、俺が言っても説得力ないけど。
何回も何回も浮気して、そのたびに怒って喧嘩になったのに、
それでも美樹は俺についてきたんだ。
その頃の俺は、反省なんか少しもしてなくて、
あぁ……、これ以上暴露したら関係ない女まで敵に回してしまいそうだから、
もう言わねぇ。
結局、疲れた美樹に俺は振られたよ……。
『浮気すんな!ボケ!』
って言葉を残して……。
最初のコメントを投稿しよう!