第一章

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それから俺は、どんどん悪くなっていった。 地獄も見たね。 覚せい剤にも手を出した。 18歳の俺には、もう怖いものなんてなかった……。 ただ、一日中、 どうでもいい女を抱き続けた。 薬は俺を、廃人に仕掛けた。 見る見るうちに俺は痩せていったし、 体が無性にダルいんだよ。 警察に捕まることさえ、恐れなかった。 ある日、気怠さがとれないままバイトに行った時、 望乃に言われた一言が今でも忘れられないよ。 「輝、最近痩せたね?病人みたいだよ。」 って。
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