序章

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「それでねッ?」 笑顔で話すキミの姿が可愛くて、思わず笑ってしまう 「何ニヤニヤしてるのさッ」 笑ってたかと思えば、ほっぺをプクーっと膨らます 「‥‥ッ笑、別に?」 それもまた可愛くて‥ 幸せだった 過去も今も未来も 幸せだと思えるようだった 「あっ」 僕はあることを思い出して声をあげる 「ん?」 彼女はそっと首を傾げる 他愛のないささやかな記念日 暦にそっと記してた 僕は彼女に 「今日何の日だっけ?」 って尋ねると‥ 「‥‥‥。」 彼女は少し戸惑って答えた。
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