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「アキなんてもう知らないんだからっ!さよならっ!」
「それは、こっちのセリフだよ!じゃあね!」
そう言って2人の男女…吉井明久と島田美波は反対の方向に歩いて行ってしまった。
次の日……
ガララッ
「皆さん、おはようございま……」
Fクラスの清涼剤こと姫路瑞希は教室のドアを開けて、教室の雰囲気に固まってしまった。
それは…
(…何で、こんなに暗い雰囲気なんですか……)
そう思いつつ、自分の席に着き、近くにいた坂本雄二に聞いてみることにした。
「坂本くん、おはようございます。何で、こんな雰囲気なんですか?」
「あっ…ああ、姫路かおはよう。実はな、島田と明久が昨日喧嘩したらしい。」
「えっ?何でですか?あんなに仲が良かったのに。」
「さぁ?そこまでは知らん。俺も土屋から聞いただけだからな。知りたきゃ本人にでも聞くんだな。」
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