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紅茶を待っていて思い出した、そういえば僕はここが一体どこだか知らないんだった。
「さっきも聞いたんですけど、ここは一体どこですか?」
「そんなこと見れば分かるじゃないか、君のいた世界と君の世界で言う天国の中間地点みたいなところだよ」
……………えっ?
「い…今……天国って、って事は今僕死にかけ?」
「うん、君の価値観でいうとそうなるだろうね」
「ってことは今まさに臨死体験中!?うっわ、ありがたくない」
「大丈夫大丈夫、時間はいっぱいあるから」
「あなたは、なんでそんなこと知ってるんですか?」
「ずっとここにいるから」
「へー、なにか仕事してるんですか?」
「仕事…というより、うん……灯台守をしてるよ」
「灯台守……」
なんで臨死体験中なのに人がいるんだとか、そもそもなんで死ぬような目にあったのかとか、物知りだなとかいろんなことをぐるぐる考えていたけど、まぁ何とかなるかと思って紅茶を作っている青年の後姿をふたたび見ていることにした。
「コーヒーできたよ」
えっ?コーヒーなんだ紅茶じゃなかったんだ??
とか思ってコーヒーを受け取ったら紅茶だった。一体何なんだ?
「ありがとうございます、あと生き返る方法って何か知ってますか」
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