CASE 2 ミサトの夢。

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『連絡先』と言うアイテムを手に入れた事で、あたしの思いは加速してく。 繰り返し見る彼の夢も頻度を増した。 アイタイアイタイアイタイ… 何度も携帯を取り出して、かける事ができないまま…ため息をついて閉じる。 そんな事を繰り返して… 半袖だった洋服が長袖に変わる頃。 記憶するくらい見つめ続けたナンバーからの着信があった。 …彼だ。 心臓のリズムが倍に跳ね上がる。 慌てて携帯を落としそうになりながらも、深呼吸してそんな気配を消して、ボタンを押した。 …声が裏返ったりしませんように。 「…はい?」
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