優しさの欠片

２

「光、起きて！」

私は光の肩を掴み揺らしながら声をかけた

「んっ……ひ…じり？」

「ただいま」

「あっおかえり」

光は目を擦りながら、私を見た
少し寝ぼけているようで辺りを見回し、時計を見て慌て出した

「ヤバッ！レポートの期限明日なのに終わらねぇ」

「大丈夫？」

「ん～、今日はバイトを休むしかないな」

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