1249人が本棚に入れています
本棚に追加
入学式が終わり教室に戻ると教室の入り口で
香月隼人がクラスの女の子に囲まれている。
なるべく関わらないよう、避けるように教室に入る。
「広瀬さん!」
教室に入ると数人の男の子が近づいてくる。
「とりあえず席、自由みたいだから…となり座っていいかな?」
「えっ?あたしは……」
突然、そんなこと言われて困ってしまう。
「美花…こっち。」
大樹があたしをとなりの席に呼んでくれる。
「大樹……ありがと」
大樹は、
昔からこうやってあたしのことを気遣ってくれているね。
彼女が出来ても
何も変わらない…
変わらなすぎてあたしの方が戸惑ってしまうよ。
大樹に甘えたままで
いいのかな…
.
最初のコメントを投稿しよう!