入学式

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「じゃぁ、あたしは美花の前の席をキープ」 果歩がそう言って駆け寄って来る。 入学式の最中で 果歩とはすっかり意気投合していた。 「鳴海くんもよろしくね!あたし、美花の親友になるつもりなんで」 「うん…美花は女友達なかなか出来ない子だから、よろしく頼むね」 「なんか…二人ってありえないくらいお似合いなんだけど、鳴海くん彼女いるんだよね。」 果歩の言葉に 大樹は少し困った顔を見せた。 「ふーん。…彼女いるんだぁ」 .
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