歩くウサギ

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しかもぴょん吉て… 「名前安直すぎだろ」 ボソッと呟くと、‘ぴょん吉’は言い返してきた。 「うるさいなあ。細かい設定はいいんだよ、細かい設定は」 「そうだそうだー」 …卓まで便乗してやがる。 しかも設定って!? 「…はあ。頭痛くなってきた」 「わあ、それは大変。急いで家に帰ろう」 俺が頭を抱えると、わざとらしくぴょん吉は言った。 「そーだなぁ、帰るか」 すると、卓がぴょん吉の言葉に頷いた。 (何なんだこいつら…) まあいいか、と卓の言葉に俺は素直に従うことにした。
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