胎動

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その頃マイアスの里では・・・ 「くっ!」 「一体何なのですか!?」 エリル、ラピス、クリスは謎の集団の襲撃を受けていた・・・ 幸い、三人が時間を稼ぐ間に里の住民は避難する事ができた・・・ しかしエリル達は相手の男達が扱う謎の力に苦戦を強いられていた・・・ 「女だからな~、ただ殺しちまうってのも勿体ねぇな・・・」 そう言ってニヤリと笑う男達・・・ 「へへっ、趣味悪いなお前・・・」 「何言ってんだ、どうせお前も同じ事考えてたんだろ?」 エリル達ににじり寄る男達・・・ 「プロテクション!!」 ラピスが男達を遠ざけようと防御魔法を発動させるが、男達はそれを弾き返す・・・ 「観念しな・・・」 「い、いや・・・」 絶体絶命の危機・・・ その時だった・・・ 「なっ!?」 「何だこの魔力は!?」 エリル達にも分かった・・・ この世のものとは思えない程に高い魔力が高速でこちらに近付いてきている・・・ 刹那・・・ 『ぐあぁぁぁぁぁぁ!!』 猛烈な風が吹き、男達を皆吹き飛ばした・・・ 「もしかして・・・」 三人が空を見上げるとそこには・・・ 光の翼を持ち、輝きを放つ剣を持った少年がいた・・・
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