胎動

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リアスの部屋から出て廊下を挟んで反対側にエリルの部屋がある・・・ 部屋に入ったリアスは布団に包まって眠っている少女に近寄っていく・・・ 「エリル、起きて・・・」 そう言ってエリルをゆさゆさと揺らす・・・ 「う~ん・・・」 「やっぱりこれじゃ無理か・・・」 そう言ってリアスはエリルの髪を撫でる・・・ 明るい茶色の髪は、寝癖のせいか一部絡まっている・・・ 頬っぺたに引っ付いた髪を払い、優しく頬を撫でる・・・ 「そろそろ起きてほしいな~・・・」 「う~ん・・・」 ゆっくりとエリルが目を開く・・・ 「おはようございます、リアス・・・」 「おはようエリル・・・」 そう言ってリアスはエリルに笑いかける・・・ 「リアス・・・私を起こすの上手くなりました?」 「まあ、もう一年近く起こしてるからね・・・」 エリルがベッドから下りる・・・ 「朝ご飯できてるみたいだよ・・・そろそろ下に行こう・・・」 「はい!」 そして二人は一階へと下りていった・・・
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