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不死鳥族の里跡は、マイアスの北東にあり、見付かった石碑はそこから更に北、以前は【魔界】との境界線になっていた辺りにあった・・・
距離はそれ程離れてはいなかったので、リアスが飛んで行くのにたいして時間はかからなかった・・・
「リアス、あそこだよ・・・」
レイアスが言う・・・
リアスの背中の上で胡座をかいてくつろいでいる・・・
リアスは体が大きい訳ではないので、その上で胡座がかけるのはかなりバランス感覚が優れていると言える・・・
「分かった。降りるから捕まっててね・・・」
そう言ってリアスが石碑に向かって降下する・・・
そしてレイアスを下ろし、自分も着地して翼をしまう・・・
しまうと言っても消えて無くなるだけだが・・・
「これが石碑なの?」
「そうだよ・・・これはきっと千年以上前のものだね・・・」
「どうして分かるの?」
リアスが尋ねる・・・
「見てごらん・・・そしたら分かるよ・・・」
レイアスが言うので、リアスは近くに寄って石碑を見てみた・・・
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