学校

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学校に戻ってきた。 上履きに履き替えて教室を目指す。 「(泣いたらダメだ…我慢我慢)」 まだ後期がある。 そんな一縷の望みを胸に教室のドアをあけると、担任の先生と生徒数名。 私はその中に一緒に受験した友達、沙夜香(さやか)を見つけた。 「(沙夜香は受かったのかな…)」 「あ、琴羽(ことは)!どうだった!?」 「ダメだったよ…」 「そっかぁ…私もダメだったよ…。後期また頑張ろっ!」 「…うん!」 沙夜香と共にそう決意した。
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