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「まぁ自業自得だよ、歩君。はっきり言って君はいつ刺されてもおかしくな・い・か・らぁ~」
「おいおい。俺はそんな面倒な恋愛はしない主義ですから」
「ふーん…。どうだか」
「大丈~夫!俺付き合う時は、本気になれないかもしれないけどいい?っていつも確認してるし」
「最低だな。――で、その結果がそのビンタですか」
―――ゔっ。
痛いところつきますね。
「まぁ程々にしとけよ。歩もそろそろ本命作れって。俺・み・た・い・に~。いいもんだせ、本気の恋愛も」
「ほっとけ…」
智也は二回俺の肩をポンポンと叩いて、そのまま隣の教室に入って行った。
俺達はクラスが違う。
俺にとって智也は世界で一番大切なダチ。
だけど、実はクラスが違って少しほっとしてるんだ。
だってさ、俺って結構隠すの下手だから?
顔を見られたくない時もあるんだよね。
こう見えていろいろあるからさ。
そう、それ。
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