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こんな時間に客は全く来ないわけではないが、近所付き合いをまるでしない森川家では珍しかった。
何より自分の休憩時間をとられた事に、苛立ちながらも、静はインターフォンへ向かった。
静「はい?」
男「森川様のお宅でしょうか?私『暮らし・水ネット』という会社の者でして、この度この地区を担当する事になった宮内と申します。今、お時間ありますでしょうか?」
静「はぁ、大丈夫ですけど…ちょっとまってくださいね」
静がドアをあけると、そこには若い男 いや男子といった感じの男が柑橘系の匂いを漂わせて立っていた。
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