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翼との出会いは
よく行くClubの
ｶｳﾝﾀｰだった
当時ｱﾀｼは18歳で
翼は1つ下の17歳
翼はさっきまで
上のﾌﾞｰｽで回してた
新米のDJだった
高い鼻に切れ長の目
背は低いんだけど
17歳とは思えない
存在感があって
上にいる時は
正直に彼に
見とれていた
｢一人?｣
その彼が今
ｱﾀｼの隣の席で
ﾀﾊﾞｺを吸いながら
近付いてきた
｢一人だよ。｣
｢こんな時間に?こんな所、一人で来るなんて危ないよ?｣
｢みんな良い人だもん｣
｢まぁそうだけど…気をつけろよ?｣
｢ありがとう｣
彼との会話はこれだけ
お酒を薦める事もなく
一緒に踊る事もない
ただずっと隣で
ﾀﾊﾞｺを吸っていた…
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