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「はぁ…」
卒業式を1ヶ月後に控えた2月。
私はもうこれ以上にないってほど思い詰めていた。
ツンツン
そんな私の深く刻まれた眉間を、心配そうにつつく人物。
「柚~花。どうしたの、そんな眉間に皺寄せて」
クラスでいつもつるんでいるユリだ。
そう言われて初めて自分の顔が険しかったことに気付く。
「……何でもないよ。ちょっと2月病なの。卒業式が近いからかなぁ…」
ニヤリと笑い、冗談だよとユリをからかう。
「も~心配して損した!柚花が真剣な顔してるからびっくりしちゃった」
そんなユリの言葉にアハハと力なく笑って答える私。
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