その2

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そう、確かクローゼットから出てきたアンジェリークは『出来た』と言っていた。 「そっ!凄いでしょ~。あ、ロザリアも行ってみる?」 アンジェリークはロザリアの腕を掴みズルズルと引きずっていく。 「遠慮しますわっ。止めて。引っ張らないでったら!!」 ロザリアの抵抗も空しく、あっという間にクローゼットの中へ押し込まれた。 「じゃあ、いっきま~す」 アンジェリークの掛け声と共に、異様な力がクローゼット内に渦巻く。 密かにキリキリと痛む胃を押えながら無事を願う。 憐れ、ロザリアの運命やいかに...。
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