その1

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「ねえ、ロザリア」 机に向かい、書類に目を通している筈の女王・アンジェリークが、頬杖をつき、ボケーッと外を眺めながら補佐官・ロザリアに話し掛ける。 「陛下💢  なにをなさってるんですか?」 額に青筋を2~3本立てながら、笑顔で詰め寄る。 アンジェリークは、ロザリアのそんな様子を気にするでもなく、話を続けた。 「そう言えばさぁ。  女王試験の時、999日経っても決着付かなかったじゃない?」 「ええ、わたくしが真面目に育成している間、貴女は守護聖達と遊び歩き、私がちょっとでもリードすれば、妨害工作をして下さった時の事ですわね😃💢」 額にこれでもかと青筋を立てまくって、にっこりと笑顔で相槌を打つロザリア。
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