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「あははっ。やだ、ロザリアもしかして根に持ってる?
だって~。少しでも守護聖様達と一緒に居たかったんですもの~✨」
上目使いにロザリアを見て瞳をウルウルさせてみる。
「わたくしにその『可愛い子ぶりっ子』は通用しませんわよ!」
ロザリアにそう言われて『ちぇー』と背もたれに寄り掛かる。
「それで?それがどうしましたの?」
「そうそう、その時女王陛下が『時間を戻す』って仰ったじゃない?」
「?・・・ええ、実際試験当日まで時間がさかのぼってましたわね」
それで?ロザリアの目がそう言っていた。
アンジェリークはニッコリ笑って言った。
「それ、私にも出来るかな?」
「はい??」
「だ・か・ら!時間を戻したりとか、私にも出来るかな?って聞いてるの」
「ま、まぁ、仮にも女王ですし、やろうと思えば出来るんじゃ・・・」
「そっか、女王だもんね・・・」
ロザリアのその答えを聞き、アンジェリークは何かを企むかのようにニンマリと笑った。
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