その2

4/5
前へ
/9ページ
次へ
「やだなぁ。この前話したばっかりじゃない」 アンジェリークにバシバシッと叩かれ、なんだかもう不機嫌丸出しの補佐官。 「痛いですわよっ!この前の話って一体.... ハッ!もしかして」 驚くロザリアに得意満面のアンジェリークが『ふふん』と笑う。 「時間を戻す練習...ですの?」 「ブッブー!!前女王の真似じゃ芸が無いじゃない? だから、私はタイムスリップに挑戦してたの~」 あ、頭痛い。 ロザリアはこの場から立ち去りたかった。 しかし、敵前逃亡するのはカタルヘナ家の沽券に関わる(って どんな沽券よ)。 それに、この暴走した女王を見張らなければ何をしでかすか. ..。 で、あることに気が付く。 「あなた今出来たって!」
/9ページ

最初のコメントを投稿しよう!

8人が本棚に入れています
本棚に追加