幼少期…

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僕は幼少の頃からよく喧嘩していた。 周りに流されない僕は、周囲からみると異端な存在だったのだろう… 流れやノリに左右されないから目立ってしまう。 子供なんて大抵は身体がデカいガキ大将や群れてる連中の言いなりだけど、思想を人から押し付けられるのが何より嫌いだったから喧嘩になってしまう。 僕は背の順で並ぶといつも1番前か2番目くらいで、身体か小さかったから、よく喧嘩しては負けていた。 ただ、自分が悪くないのに謝ったり泣いたりした事はない。 だから負ける時は大抵血まみれになったり、身体が動かなくなって負ける。 屈服しないから目茶苦茶にやられてしまうんだ。 バカみたいだけど、男のプライドにかけて心を売る事だけはしたくなかった…
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