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      綺麗な色になってゆく みんなは離れて あたしは堕ちる 堕ちる堕ちる 何処迄も   あたしに色は無くて 探せど其れは見付からない 逝かないで 掴まさしてと願っても 叶わず堕ちては嘆くだけ 掴めないなら触るだけ そんな言葉も口に出る しかし其れすら認められず 切り離されて 隔離され 孤独を感じて慣れ切る迄の 束の間の拘束期間 哀しみ 嘆き 苦しみ 辛さ 全てを超えて 無に還る   空を掴んで白きを握り 闇をさまよい憂いを得たり 寂しさだけが付きまとう      
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