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ガチャ
三人が楽しく夕食を食べていると玄関のドアが開く音がした。三人はすぐに玄関の方に顔を向ける。
「よぉみんな飯食ってるか」
ドアからひょっこりと顔を出したのは髭がボサボサでまるで猟師のような人。
「お帰りあんた」
「お帰りなさいおじさん」
ネムはただ黙って頷いた。
「おぅただいま!」
この人はおばさんの夫。斗真からはおじさんと呼ばれている。おじさんはミリエル公国の農業大臣で日々夜遅くまで仕事をしている。
「そうだ斗真!良い知らせがあるぞ!」
「良い知らせ?」
妙にハイテンションなおじさんを斗真は不思議そうに目を点にして首を傾けて見る。
ネムも同じように首を傾けた。
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