村人、学校へ行く。

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「……本当?」 「あぁ、本当だよ」 斗真がそう言うとネムは嬉しそうにお皿を小走りで運んで行った。 そんなネムを見て斗真はクスリと笑う。 「ふふ。じゃあ、僕も持って行こうかな」 そう呟いて二つの普通の皿を持って行こうとした時、ネムが戻ってきた。 何故か後ろにおばさんを連れて。 「?どうしたんですかおばさん?」 「いや、あんた今日でこの家ともおさらばだろう?なら少しでも多くの時間‘あの子’と会った方が良いかなっと思って手伝う事にしたんだ。迷惑だったかい?」 斗真はおばさんの言葉を聞くととても嬉しそうに目を輝かせる。 「い、いいんですか!?」 「あぁ、さっさと行きな」 おばさんが笑顔で優しくそう言うと二つの皿をおばさんに渡し大きな皿を持って外に出て行った。 「ははは、忙しい子だね!!」 「……お皿……」 「ん?…あぁ運びたいのかい」 おばさんは手に持っていたお皿を一枚だけ渡す。渡されたネムはとても嬉しそうに運んで行く。 おばさんもそんなネムを見て一笑すると台所に置かれていた最後の皿を持ってネムの後についていった。
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