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斗真side~
ミカヅキを連れて行ってもいい?いやいや一応、[ラジュマラ]だから。WXクラスの魔物だから。学校に連れて行ったら絶対に他の生徒が怖がっちゃうし。
僕は今度こそおじさんが冗談を言っていると信じて確認の為に聞いてみる。
「おじさんまたそんな冗談を」
「何を言ってる。冗談じゃ無いぞ。連れて行ってやりなさい」
「いやいや、一応世間からは危険な魔物って事になってるし」
「ならお前はずっとこの森にその危険な魔物を放っておくつもりか?そんな事をしたら遅かれ早かれ討伐依頼が出てしまうぞ?」
「うっ!!」
確かにこのままミカヅキを放っておいたら旅人や商人が見かけてすぐさま討伐依頼が出てしまうかもしれない。絶対にそんな事はされたく無い。
「それにお前がいなくなったら[ラジュマラ]様が何をするかわからんからな」
「ぶっちゃけた!!」
でもおじさんの言うとおりもしかしたらミカヅキが僕を追って学校まで来るかも知れない。そんな事になったら一大事だ。
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