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斗真が耕す時に使った鍬を肩に担いで家に入ろうとした時に遠くから何かが走ってくる音が聞こえた。
「ん?」
斗真は家に入るのを止め立ち止まり音が聞こえる方に目を向けた。
……ガッ……ガッガッガッ
どうやら馬の蹄の音だ。
「?軍の人かな?」
すると遠くの方から馬に乗り西洋の騎士のような黒い甲冑を纏った一人の男性が斗真の家に近づいて来ているのが見えた。
「おばさん。お客さんだよ」
(黒い甲冑……ムトの人か……)
斗真は少し不安になりながら家にいるおばさんに呼び掛けた。
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