プロローグ アイツとオレの初めての出会い。

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「ああそうかい。お褒めの言葉ありがとうよ!次はてめぇだ!」 殴りかかろうとしたその時、 ガシッ! 「!!?」 後ろから誰かがオレにしがみつき絡まった。 「あんたには一切攻撃させないよ!」 さっきの紅花のリーダーらしい長身の女だ。 がんじがらめで動けず正面ががら空きだ。もしやリンチフラグ確定? 「ちっ!放せやこの……」 「ほれこっちだ。サンドバック君。」 バキッ! 思い切り頬を殴られた。地味にイテェ。口も切っちまったし。 「はっはっは!あの不敗の狂腕が無様だなオイ?」 バキッ!グシャッ!グキッ!ボカッ! もう抵抗は無駄だった。どんどん殴られ蹴られ、感覚が無くなっていく。 「どれ、オレからも一発。」 ドゴォッ!!! ぐうっ!この腐れ走り屋のリーダーが一番効いた。 「ふはははは!本当に無様だね!あんた!」 ドスッ! くうっ!あ、でも美人さんに殴られるのもいいかも………じゃなくて、マジで意識が飛びそうだ。 「どうだい?リンチされる気分は?」 後ろで絞めてくる女がほざきやがった。 ちょっと機転効かせて、 「ああ、あんたの胸が背中に当たる感触が最高だよ。」 ほら、たちまち放しやがった。 でももう立てねぇ。
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