288人が本棚に入れています
本棚に追加
/252ページ
「ああそうかい。お褒めの言葉ありがとうよ!次はてめぇだ!」
殴りかかろうとしたその時、
ガシッ!
「!!?」
後ろから誰かがオレにしがみつき絡まった。
「あんたには一切攻撃させないよ!」
さっきの紅花のリーダーらしい長身の女だ。
がんじがらめで動けず正面ががら空きだ。もしやリンチフラグ確定?
「ちっ!放せやこの……」
「ほれこっちだ。サンドバック君。」
バキッ!
思い切り頬を殴られた。地味にイテェ。口も切っちまったし。
「はっはっは!あの不敗の狂腕が無様だなオイ?」
バキッ!グシャッ!グキッ!ボカッ!
もう抵抗は無駄だった。どんどん殴られ蹴られ、感覚が無くなっていく。
「どれ、オレからも一発。」
ドゴォッ!!!
ぐうっ!この腐れ走り屋のリーダーが一番効いた。
「ふはははは!本当に無様だね!あんた!」
ドスッ!
くうっ!あ、でも美人さんに殴られるのもいいかも………じゃなくて、マジで意識が飛びそうだ。
「どうだい?リンチされる気分は?」
後ろで絞めてくる女がほざきやがった。
ちょっと機転効かせて、
「ああ、あんたの胸が背中に当たる感触が最高だよ。」
ほら、たちまち放しやがった。
でももう立てねぇ。
最初のコメントを投稿しよう!