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「ちっ、なんてこたぁなかったな。先輩?」
リーダーらしき奴に足を乗せて笑う。俺は佐々木龍一。一見ただの高校生(?)だが、その前に転がる無数のパンチパーマ、パンチパーマ、パンチパーマ、リーゼント、パンチパーマ……て、特徴ワンパターンもいいところだよ。たまに交じるリーゼントが新鮮だな。とにかく呼び出し食らってお決まりの体育館裏にいるわけだが。
「てめぇ………後から来る仲間が黙っちゃ……ぐふぁ!!」
取り敢えず黙らせるため鼻面を軽く蹴った。
「そりゃ、あんたらみたいな不良ども、常に口閉じてねーしいつもペラペラダベってんだから黙ってるわけねーよな。あ?」
「て、てめぇもワルもいい所……ぶば!!」
取り敢えずもう一回黙らせるため鼻面じゃなく顔面を目一杯蹴った。あ、気絶しちまった。
「だらしねーな。あんたら。」
だがいつまでこんな生活しないといけないのか。正直うんざりしていた。
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