プロローグ アイツとオレの初めての出会い。

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騒がしいホームルームが終わると後の授業は呆気ない位に何事も無く過ぎていく。 1時間目……国語。例の安眠セットを用いて国語担当であると同時に我がクラスの副担である宮沢りん先生の泣きながらの授業参加要請を清々しいほどにスルーし、安眠につく。 2時間目……数学。最早ペンケースさえ出さず広くなった机を十二分に利用し、数学担当の山ジイさえ呆れるくらいの眠りッぷり。 3時間目……理科。寝た振りして何気なく机の横を通ったサルサティーチャーの白衣にしれっと落書き。授業後、彼はいつやられたのかさえわからず手短にいた高山を勝手に犯人と断定しワケわからん英語を乱発し憂さ晴らし。高山の視線が痛かった。 4時間目……社会。相手は手強いマッチョ武田。彼の場合、チョークマシンガンどころかMCK(メガチョークキャノン)と化するので念の為、置き勉してた教科書を使い<テキストウォール>を展開。しかし呆気なくMCK3発で突破され、強制的に授業に参加せざるを得なくなった。まだまだ安眠セットに改良の余地あり。 まぁ、こんな事があり時は昼休み。 高山と隣のクラスの隆太、伶奈、新キャラ「西本」を加え昼飯にすることに。
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