プロローグ アイツとオレの初めての出会い。

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折角だし、水ぶっかけて起こそう。丁度ミネラルウォーターの残りもあるし。 だけどな~。もう少し捻り欲しいよな~。うーん。 色々悩み、考えたがどんどん隆太と待ち合わせした時間が迫る。 あ、そーだ。これなら確実に起きるはずだ! 閃いてすぐに気絶してる佐々木の元に駆け寄った。 そしてミネラルウォーターの蓋を開け、迷いなく佐々木にぶっかけた。 顔の斜め下45゚から。 「おっきろ~バッカチーン!」 ばしゃああああ!!! ‡‡‡‡‡‡‡‡‡‡‡‡‡‡‡ ああ、ここは何処だ?確か俺はパンチパーマ共にリンチされてたはず。 なぜ海岸にいる?なぜ俺は海パン一丁?なぜ死んだはずの父さんと母さんがいる? 「ははははは!!龍一ィ!!俺たちに追い付いたら母さん好きにしていいぞぉ!!」 「やだぁ!あなたったら!教育に悪いわぁ!でも……ちょっとだけなら……」 いかん。やっぱ俺は死にかけている。 でなければ俺の目の前に広がる景色が説明つかない。普通花畑じゃないのんか? しかも死んだ父さん母さんがあんなカッコウであんなカオスな事言う訳無い。 父さんがありえないハイレグで折角の美顔が台無し。できれば見たくなかった。 母さんに至っては恐らく股間のほんの一部とπの先の突起物を申し訳程度にしか隠さない水着を装着してやがる。ほんとに教育に悪い。 「ほらほら~龍一ちゃーん!こっちおいで~!追い付いたら今晩みっちり相手してあげるわぁ~!母さんの胸に飛び込んでらっしゃーい!」 まぁ、難しい事は無し無し。 「うぉー待ってくれー母さーーーん!!」 そりゃ追うよ。このシチュエーション。もったいねぇぇぇ!!!
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