プロローグ アイツとオレの初めての出会い。

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「あはは~!こっちよこっち~!!」 「まってくれよ~母さ~ん!」 もう、一生こっちにいたい。下の世界なんか知らね。 「ははは!龍一ィィ!俺の胸にぃ……」 「だが断る!!!!」 何が悲しくて我が父(しかもハイレグ)に飛びつかにゃならん! 待ってくれ~母さん~!まさかこんなに若々しく見えるとは思いもよらなんだ~! せめてその推定Gカップに顔を…… その時、 バッシャァァァン!!! 突然巨大な波に襲われた。あまりの出来事に対応できない。 瞬時に波にさらわれる俺。 「うわああああ!!!」 あ、やべ!俺泳げないんだった! 「お、溺れるぅぅぇ…………!! 「ぶはぁぁぁぁ!!!」 な、なんだいきなり!俺のおいしい夢がぁ!! 「お、起きた起きた。」 気付けば顔面びしょ濡れ。まわりには俺と銀崎以外誰もいない。 「おま……せめて斜め上45゚からやれよ!鼻が痛ぇぇ!!!」 「水ぶっかけた事には怒らないんだな。」 銀崎は俺の顔をまじまじと見つめる。よせよ、気持ち悪い。 いや、それよりも…… 「銀崎ぃぃ!!ここで会ったが100日目!!オレとタイマンはれ!!」 「ほー、あんだけやられたのにタフだな。」 銀崎の奴は不敵な笑みを浮かべてやがる。 が…… 「だが断る。」 「おいぃぃぃ!!!今までの流れはどうなったぁ!!?普通タイマンパート突入じゃねぇのかよ!!!!?」 慌てて銀崎を挑発する。が、 「いや、オレあんまケンカしない主義なんで。」 いやまて!じゃここにいた大量のヤンキー共はどうなった!?てめぇが払ったんじゃねぇのかよ!?
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